Be fabulous.

私が留学中に出会った、 素敵なものたち、あたたかい人たち、を発信していきます。

Japanese are lonely, he said.

 

 

マアヨンハッポン!!!!(ビサヤ語でこんにちは!)

 

フィリピンセブシティで留学をはじめて早2カ月(!!)が経ち、

いろいろインプットの嵐で、そろそろアウトプットしないと、

脳みそが爆発しそうなので、

これからブログで、留学中のことを更新していきます!!!

  その一発目から、あれですが、

 

 

 

 

「日本人は孤独だ。日本にいると、孤独になる。」

 

いきなりですが、仲の良いフィリピン人の友人のひとりが、こう言ったんです。

 

ということで、今回は、フィリピンで考えたと日本・日本人の「孤独」について、がテーマです。

 

 

 

友人は、以前日本人の彼女がいたから日本に何か月か滞在したことがあって、

日本の、繊細・丁寧・緻密・簡潔な環境や人、サービスにものすんごくびっくりして、感銘を受けたという。

 

けど、彼女が仕事に行っちゃって、そしたらもう、

Oh my god, 何もすることない。」

って感じで、いつも外に出かけるようにしてたらしいんです。

でもそこで感じたのは、

 

 

日本では「人と繋がること」がいかに難しいかってこと。

 

 

フィリピンでは、すぐそこにいる知らない人に話しかけても、友達になれちゃう。

でも、日本で、例えば、電車で隣の人に話しかけたら、変人だと思われる。

だから、日本では、みんな夜にクラブとかバーとかに行って、

友達を作るのに、お金かけているみたいで、なんだか、悲しいと思う。

だから、彼女と一緒にいれる時間以外、すごく寂しくて辛かった。

 

と友人は話してくれました。

 

 

 

それを聞いて私は、なんだか、ずきっとしたのです。

 

 

 

「うわ、日本にいて私たちが時々孤独を感じること、外国人にもばれてるんだ」って。

 

 

 

調べてみると、なんと子供たちでさえ、孤独を感じるのは、先進国の中で日本は断トツに多いみたい。

ユニセフ先進国における子供の幸福に関する概観】https://www.unicef.or.jp/library/pres_bn2007/pdf/rc7_aw3.pdf

 

 

たしかに、なんだか孤独を感じるし、孤独の正体もよくわからない。承認不安の時代って言われるように、自分のことが、不安で、それを誰かに話していいのかなっていうことも不安になって、感情も表現しづらくて、すごく生きづらい。このなんとも言えない孤独感はどこから来るんだ!?って考えた時に、

フィリピンと比べて以下の4つの違いがあるからなのかなあと思うのです。

 

    フィリピンの人は、やっぱり「家族」が最も大切な存在で、家族の絆が強い。

何があっても、家族が笑顔なら自分も幸せ。濃密な人間関係の中で育っているから、協調性があって、誰とでもうまくやれる。フィリピンの人は家族のつながりが強い分、別の言い方をすれば、家族に甘える気持ちがある。日本人はみんな独立的でいいねって言われるけど、私はフィリピンの人と話すと、すごく羨ましいなって思っちゃうんです。だっていつでもそばに家族がいてくれるんだもの。

 

    結局は神様がどうにかしてくれる。

恋人と別れたり、仕事がうまくいかなかったり、どんなに辛くても、「今は"その時"じゃない」「神様がきっと何とかしてくれるから大丈夫」って割り切って楽観的に考えられるし、教会に行けば心がスーッと軽くなる。

宗教であってもなくても、心に絶対的な拠り所があるって、精神的に健全に生き抜くために、きっとすごく大事なことだと思うんです。

 

    かのハッピーフィリピン人さえ恐れる日本のタテマエカルチャー。

仕事している間は、すごく結束があって「いえーい仲間!!!」という感じなのに、退社した瞬間、挨拶さえしない。

「!!??? え????さっきまでの仲間感は何だったの!?え??」

あの仲間感は仕事のためのタテマエだったのかあ、心がぽっかり。

ということを日本で働いた経験のあるフィリピン人からよく聞きます。

確かに、仕事上の仲間とプライベートでの友好関係を分ける人もいるし、SNSの多様化にともなって、それぞれのコミュニティーでの役割期待も多元化しているから、リアルな人間関係での親密度をコントロールするためのに、タテマエは大事なのかも。

でもさ、リアルな関係が、タテマエで、心のよりどころがSNSってけっこうヤバい。

 

    恥の文化?!いいえ、同調圧力バンドワゴン効果

実はフィリピンでは、日本の「恥」の感覚に似た「Hiya」っていう感覚があるのです。集団生活の中でみんなの前で叱られたり、罵倒されたりして、自尊心が傷つけられることを極端に嫌います。

似たような感覚を持っていても、日本がそれが孤独につながるのは、きっと、同調圧力バンドワゴン効果を強く感じるから。バンドワゴン効果っていうのはマーケティングでよく使われる用語で、いわば「周囲と同じになることができた自分」に安心感を抱く心理のことです。みんなと少しでも違うことに、疎外感・孤独感を感じ、そしてそのことを「恥」じてしまうのです。

 

 

 

 

 

最後に、

でもね、でも、私は、こう言いたい。

 

結局人は孤独を知って初めて、

愛の温かさ、かけがえのなさがわかるんじゃないかなと思うのです。

だから、

 

世界一孤独な日本人なら、

世界で一番の愛を感じられると思うんです!!!

 

 

ということで、今日は、なんとなく身近な人に、大好きだよって言ってあげましょう。

いつもありがとう、でも、何でも、愛のこもった言葉なら何でもいいんです。

いつか日本が孤独なんて言われなくなるように、毎日レッツフィールラブ

 

私も、人の愛を大切にすること、愛を言葉にすることを心掛けたいものです。

 

いつか日本が、もっと愛の溢れた国になりますように。